ツバメが巣を作ったらどうすれば?見守り方は?「子育て応援団ハンドブック」のススメ
フンの対処法や巣台の作り方
「子育て応援団」のハンドブックは、写真やグラフ、かわいいイラストを使って、どんな人でも手に取りやすい素朴なやさしさを感じるデザインにしたといいます。 ツバメの種類や生態、数が減少しているといった現状のほか、ヒナが巣から落ちているときの対処法や、巣が崩れないように補強する「巣台」の作り方、フン受けの設置などについての情報が載っています。 日本野鳥の会の担当者は「問い合わせの多いフンの処理や、ヒナを狙うカラスに困っている人が対処できるよう、簡単な方法を紹介しています」と話します。 「巣作りしやすいように板を張り付けた」「ご近所さんみんなで巣を見守っています」といった、実際に見守っている人たちの声も紹介されています。 担当者は「ツバメはほかの鳥類とは異なり、好んで人の生活圏内で繁殖をする鳥で、人間もその姿に昔から癒されてきました。数千kmの旅の末、たどり着いた日本で子育てがうまくいかないととても悲しいです。ハンドブックを見ていただき、ツバメたちが安心して子育てができるよう見守っていきましょう」と話しています。 「ツバメ子育て応援団」ハンドブックは、日本野鳥の会のホームページから申し込むと、誰でも無料でもらうことができます。 <日本野鳥の会では1口1000円からの寄付を募っていて、寄付をするとかわいい野鳥のピンバッジがもらえます。 寄付金は、鳥類のモニタリング調査や野鳥に影響をあたえない自然エネルギー(風力発電、太陽光発電)の導入、野鳥と親しむハンドブックをつくるといった野鳥を守るための活動全般に使われています。>