キャサリン妃の「世界的指導者」5人との「外交ファッション」…イギリス経済に1500億円の貢献
<王室外交の重要な「大使」として世界的リーダーとも面会しているキャサリン妃。そのファッションはイギリス経済に約1500億円も貢献しているとされる>
2011年にウィリアム王子(当時)と結婚して以来、イギリス王室の中で最も重要な「大使」の1人として世界的なリーダーと面会しているキャサリン妃。 【写真】キャサリン妃の「世界的指導者」5人との「外交ファッション」 をすべて見る その際のファッションは多くの人々やメディアから賞賛されているだけでなく、イギリスのファッション業界にとっても「貴重な資源」に。その経済効果は年間10億ドル(約1500億円)と推定されている。 ウィリアム皇太子とともに英連邦だけでなく、世界中の大統領や首相と国内外で面会してきたキャサリン妃。5人の世界的指導者と会った際のファッションを本誌が一挙紹介。 ■中国──習近平国家主席 キャサリン妃の公式晩餐会デビューは2015年で、中国の習近平国家主席の訪英の際であった。バッキンガム宮殿でのレセプションでは、キャサリン妃はエリザベス女王の左手、および習主席の右手に着席した。 「ジェニー・パッカム(Jenny Packham)」による鮮やかな赤いドレスで中国の国旗に敬意を表したキャサリン妃。赤は中国の伝統では幸運を意味する象徴的な色でもある。 ■アメリカ──バラク・オバマ大統領(当時) 2016年、アメリカのバラク・オバマ大統領(当時)とミシェル夫人がロンドンを訪れた際には、ウィリアム王子(当時)とともにケンジントン宮殿の一室で夕食をともにしたキャサリン妃。 その日、キャサリン妃はイギリスの比較的にカジュアルなブランド「L.K.ベネット(L.K Bennett)の印象的な柄のワンピースを選択。お気に入りのスウェードのパンプスとシンプルな色のジュエリーを合わせた。 ■カナダ──ジャスティン・トルドー首相 2016年、イギリス政府を代表してカナダを公式訪問した際にはブリティッシュ・コロンビア州旗への敬意を表した青のワンピースを着用したキャサリン妃。 公式歓迎レセプションでは「キャサリン・ウォーカー(Catherine Walker)」による三分袖のクラシックな仕立てのデイドレスでトルドー首相とソフィー夫人に面会した。 ■南アフリカ──シリル・ラマポーザ大統領 キャサリン妃が皇太子妃として初めて迎えた国賓は2022年11月に訪英した南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領であった。 「エミリア・ウィックステッド(Emilia Wickstead )」によるプラム色のコートドレスには「プリンス・オブ・ウェールズ」の羽根モチーフのダイヤモンドとエメラルドのブローチを合わせた。 このブローチはかつてエドワード7世の妻アレクサンドラ王妃、ジョージ5世の妻メアリー王妃、ダイアナ妃、カミラ夫人(当時)も身に着けていたものである。 ■韓国──ユン・ソンニョル大統領 キャサリン妃が直近で迎えた世界的指導者は2023年11月に訪英した韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領である。 「キャサリン・ウォーカー(Catherine Walker)」による鮮やかな赤のコートにケープのアンサンブルを着用し、幅広の帽子を合わせた。
ジェームズ・クロフォード=スミス