洋服仕立て直し「ビック・ママ」コロナ助成金『約3億6700万円』不正受給 6日時点でまだ返還されず 仙台
洋服の仕立て直しなどを手がける仙台市の会社が、新型コロナ対策の雇用調整助成金など3億6700万円あまりを不正受給していたことが分かりました。 不正受給していたのは、仙台市若林区の衣服裁縫修理業「ビック・ママ」です。 宮城労働局によりますと、ビック・ママは2020年4月から2022年6月にかけて、虚偽の申請書類を作成し、雇用調整助成金と緊急雇用安定助成金あわせて3億6700万円あまりを不正に受給していました。宮城労働局の定期調査で発覚しました。労働局はビック・ママに返還を命じましたが、6日時点でまだ返還されていないということです。 ビック・ママは、仙台市内の5店舗をはじめ、東京や神奈川など全国に59店舗があります。「ビック・ママ」はtbcの取材に対し「助成金の申請でミスがあったことは間違いないが、不正という認識はなかった。返還の計画を立てている」などとコメントしています。 また、労働局の調査で美里町のエステ業「anela(アネラ)」も2021年3月から2022年3月にかけて緊急雇用安定助成金およそ379万円を不正受給していたことが分かりました。
東北放送