アマチュアにありがちな悪いトップの形ベスト3「リバースピボット」「捻転不足」「棒立ち」。修正するにはマキロイをマネすればいい!?
週末のプライベートレッスンは満員御礼、空いた日にはラウンドレッスンと、10年以上悩めるアマチュアゴルファーと向き合ってきた阿河徹。そんな阿河が断言するのは、スウィングはトップが決めるということだ。
「リバースピボット」「捻転不足」「棒立ち」のトップを修正すればいい
初級者からトップアマまで幅広い生徒を抱える阿河が、特に注意して見るというのがトップ。「スウィングの良し悪しが最も表れる部分」というが、アマチュアの共通点は今も昔も変わらないという。 「レベル問わず、トップに問題を抱えている方は『全員』と言って良いと思います。エラー動作はさまざまですが、なかでも半数以上の方は”リバースピボット”ですね」 リバースピボットといえば初中級者定番の形に思えますが、上手い人にもいるの? 「結構いますよ。上手い方はインパクトまでに帳尻を合わせる能力が高いだけにすぎず、ただそれだとパワーをロスしてしまいます。次に多いのが捻転不足。当然体の硬さも影響しますが、ミスしたくない気持ちが強いあまり無意識のうちにボールから”離れたくなくなる”のです。そして3位はトップで前傾が起き、棒立ちになってしまうこと。昔よく『肩を水平に回せ』と言われていましたが、そのイメージが強い方に根強く残っているエラーです」 これらの要素が絡み合うのがアマのトップで「問題ない人はほぼゼロ」と阿河。ここを修正するだけでスウィングは格段によくなるというから、これは無視できなさそうだ。 ●悪いトップ1位:リバースピボット 過度に左へ体重が残った状態。この形だと極端なダウンブローになりやすく、クラブを振り抜けないため、慣れてしまうとリストコックをほどいて当てにいったり、フィニッシュで右に体重が乗り、パワーロスが大きい。 ●悪いトップ2位:捻転不足 体が硬くなった年配ゴルファー特有の症状と思いきや、ミスを恐れるあまりボールから離れたくないという意識が働いてもこれが起こる。 「トップが浅いとクラブが外から下りやすく、カット軌道を助長します」 ●悪いトップ3位:棒立ち トップで前傾が崩れると、インパクトでボールにヘッドを「届かせる」ための動作が必要となり、効率が悪い。肩を水平に回そうという意識が強い人や、体が硬い人が強引に大きなトップを作ろうとするとこの形に。
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