好スコアは出るけど…ラフに入れば「口数が減る」 塚田陽亮が語る攻略のカギは“ティショット”
<関西オープン 3日目◇18日◇名神八日市カントリー倶楽部(滋賀県)◇6869ヤード・パー70> 【無料LIVE配信中】アツすぎる若手同士の戦い 関西オープン最終日配信 国内男子ツアー第5戦は、20代を中心に熱い戦いが繰り広げられている。3日間「66」を並べる25歳の清水大成がトータル12アンダーで単独首位。1打差の2位には30歳の幡地隆寛、23歳の平田憲聖、2打差の4位にルーキーの22歳、岡田晃平が続く。 2日目に平田が大会コースレコードを更新する「61」マーク。3日目は、竹安俊也が平田に並ぶ「61」で3打差5位タイに浮上し、岡田も「62」をたたき出した。好スコアが続き、スコアが出やすいコースのように思われるが、3日間の全選手の平均ストロークは72.0005と2オーバー以上である。 3日目に「66」をマークしてトータル4アンダー・14位タイに浮上した塚田陽亮。前回同コースで開催された2015年に当時のコースレコード「63」を出しているが、今週のコースについて次のように話す。「ティショットがフェアウェイにいけば厳しいピン位置も果敢に狙えるけど、ラフに入った瞬間、みんな口数が減る」。 グリーンのコンパクションは25~25.5と硬く仕上げられている。「ピンが手前の時は、ラフに入ったら20ヤードぐらい手前から転がし上げるとか考えてゴルフをしないといけない。ティショットがキーになると思う」。 ラフからのショットは“頭”と“技術”が求められる。一方、コースの総距離が6869ヤード(パー70)と短く設定されているため、フェアウェイにいけば60台前半のスコアを出すことも可能という。 「アウトで耐えて、インで伸ばすコース。アウトで伸ばせれば、インに入るとロング、ロングと続くのでそこで伸ばせれば勢いに乗れる」。アウト9ホールの流れとインの11番、12番と連続するパー5でスコアを伸ばすことが好スコアにつながる。 フェアウェイに行けば厳しいピン位置も攻められ、ラフにつかまれば「非常に考えさせられるコース」と総合力が試され、男子プロの腕の見せどころである。最終日は雨予報。これまで3日間とまた違ったマネジメント力が試されるかもしれない。