<ブギウギ>吉柳咲良“アユミ”の前で堂々と 趣里“スズ子”の圧巻歌唱に視聴者も熱狂「まさに集大成!」
趣里がヒロインを務める連続テレビ小説「ブギウギ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。3月22日放送の第121回では、スズ子(趣里)が大トリを務める大みそかの大型歌番組「オールスター男女歌合戦」本番の様子が10分かけてじっくり描かれた。観客を巻き込むスズ子の歌唱シーンに視聴者からも熱狂の声が上がり、SNSでは「#ブギウギ」がトレンド1位に躍り出た。(以下、ネタバレがあります) 【写真】歌合戦で「ラッパと娘」を披露する吉柳咲良“水城アユミ” ■「ズキズキワクワクしてきたんですわ!」 「ブギウギ」は昭和の大スター・笠置シヅ子をモデルにしたオリジナル作品で、歌手・福来スズ子の波瀾(はらん)万丈の人生の物語。第25週「ズキズキするわ」では、新進歌手・水城アユミ(吉柳咲良)の勢いに、珍しく弱気になるスズ子の姿が描かれた。 週刊誌にも“これからは水城アユミの時代”などと書き立てられる中、アユミ本人から「『ラッパと娘』を歌わせてほしい」と頼まれ、初めは後ろ向きだったスズ子。だが茨田りつ子(菊地凛子)に「何逃げてんのよ、そっちのほうが100倍みっともないわよ」と背中を押され、持ち前の好奇心が復活。「“水城さんはどう歌わはるんやろ、ものすごい聴きたい”思て、それが同じ舞台や思たらズキズキワクワクしてきたんですわ!」と、目を輝かせ羽鳥(草なぎ剛)にアユミの歌唱許可を取り付けた。 ■“歌を楽しむ”スズ子の強さの源 そして迎えた「オールスター男女歌合戦」本番。「福来先生に負けないように精一杯歌います」と張りつめた表情のアユミに対し、スズ子は家を出る時から「マミー、楽しんでくるで」、アユミにも「水城さんがどんなふうに歌わはるか楽しみでしゃあないですわ」「お祭りやで、楽しも!」と、終始笑顔。 本番でも、アユミが「ラッパと娘」で気迫の歌唱を見せた一方、スズ子はコール&レスポンスもある「ヘイヘイブギー」で客席と一体化。観客を巻き込んで“歌う楽しさ”を分かち合う華やかなステージで魅了した。 2人の“歌うこと”への姿勢が鮮明に表れたこの回。若さのパワーと勢いを「ラッパと娘」にぶつけたアユミの歌唱も力強いが、観客を巻き込んで会場全体を盛り上げるスズ子の“華”は格別だ。スズ子のステージを見ていたアユミもぼう然の表情。年を重ね、プロデューサーからも“新旧スター”と無意識に過去の人扱いされる中、歌を楽しむことにとことんこだわった福来スズ子らしいステージが、最終週直前に用意されていた。 ■「スズ子のラッパと娘が一番好き」 あらためて“福来スズ子らしさ”を感じさせたこの回に、視聴者からも感動の声が続々。「水城アユミのすごさもわかったけど、やっぱりスズちゃんのヘイヘイブギーが一番!」「アユミの歌唱も素晴らしかった。でも聴いているとこちらまで幸せになる、それが福来スズ子の魅力」「スズ子の歌にはお客さんを楽しませたい気持ちがこもってる。アユミにその気持ちが加わったら本当に脅威だろうな」と、アユミをたたえながらもスズ子の歌唱の魅力をあらためて感じる声が多く上がった。 「まさに福来スズ子の集大成と言えるステージだった」「水城アユミもとってもうまいのに、やっぱりスズ子のラッパと娘が聴きたい。これが趣里ちゃんが半年かけて作ってきたものなんだな」「水城アユミのラッパと娘を聞いてあらためて、スズ子のラッパと娘が一番好きだと気づけた」と、ステージにこれまでのスズ子の人生を重ねる声も…。 X(旧Twitter)で「#ブギウギ」がトレンド1位になったほか、Yahoo!リアルタイムランキングでも「オールスター歌合戦」や「ヘイヘイブギー」の歌詞で芸名の“福来”を想起させる「ラッキーカムカム」などがトレンド入りするにぎわいとなった。3月25日(月)からはいよいよ最終週「世紀のうた 心のうた」を放送する。 ※草なぎ剛のなぎは、「弓へんに前の旧字体その下に刀」が正式表記