最新支持率調査で見えた安倍レジームの終焉と国民民主党の躍進!【政党支持率・内閣支持率・参院選比例投票先】
2024年11月の内閣支持率の推移
続いて、内閣支持率を見ていきましょう。 MC千葉「不支持が増えているなという印象ですが、全体的にどうご覧になりますか?」 支持は少し下がり、電話調査の不支持は少し上がり、ネット調査の不支持は結構増えました。 この結果について「石破政権は、より高齢者中心の政権の支持構造になっている」と米重氏。 若年層の課題に対する答えを出している国民民主党が出てきたため、ネット調査では不支持が結構上がりましたが、電話調査ではそこまで影響がなかったと分析しました。
次期参院選比例投票先
次は、次期参院選の比例投票先についてご覧いただきましょう。 米重氏「比例投票先は、野党の第2党が国民民主党になっているというところが大きな変化です」 MC千葉「ぐっと上がってますね」 米重氏「国民民主党は、比例投票先で10%を超えています」 MC千葉「これは見たことがない数字ですね!」 今まで5年ほど調査をしている米重氏は「国民民主党の政党支持率はずーっと1%付近だった」と振り返ります。 比例投票先で10%を超えた国民民主党は「有権者から期待をされている」と米重氏。 「103万の壁が実際に崩れて国民民主党の政策が実現をすることが起きた場合には、来年の参院選でもこのまま勢いを維持し、国民民主党が躍進をする可能性が結構あるという風に読み取れる数字だ」と解説しました。
続いて、「支持政党はない=無党派層の比例投票先」の結果を見ていきましょう。 自民党がわずかにトップ、次に立憲民主党が続き、その後に国民民主党と日本維新の会が並ぶぐらいの水準になりました。 選挙前の無党派層の投票先は、自民、立憲、維新が結構大きなウエイトを占め、その中で立憲が多いか自民が多いかという状況でした。 今回の選挙で、国民民主党が出てきたことで「野党の比重が全体としては高まっている」と米重氏は分析します。 「自民党にとっては引き続き逆風。特に支持率が以前のベースラインより下がっているので、このままいくと、参院選においてもそれなりのダメージを覚悟しないといけないという状況」だと解説しました。 MC千葉「全体の結果を見ても、国民民主党は勢いがありますね」 米重氏は、国民民主党は「いわゆる右とか左とかというよりは、若い世代を中心にしっかり支持を獲得をした」と分析し、「多分、本来だったら日本維新の会がやりたかったことだろう」と推察しました。 米重氏「議席数の妙によって、キャスティングボートを握ったことが、彼らの存在感を高め、今後その政策が少しでも実現すれば、それがまた政策実現力への評価になり、支持率の固定化、さらなる上昇もあり得るような政治情勢になっていますね」