池田エライザ「祖父も炭鉱夫で運命を感じた」「海に眠るダイヤモンド」インタビュー
――主演の神木さんの印象は? 「共演前も、実際お会いした後も印象は変わりませんでした。すごくフランクに話してくださる方で、たまにオタク的で凝り性な一面が垣間見えることも(笑)。世代も近いので、最近はお互いの好きなゲームや漫画の話ばかりしています。現場の雰囲気が和やかなのは、神木さんが常に楽しませてくれているから。主演の神木さんが一番大変ですし、出ずっぱりで駆け回っているので、自分のことだけでいっぱいいっぱいでも誰も責めないのに、いつも楽しそうにいてくださるのでありがたいです。そのおかげで、リナの役柄と同じように、仲がいい端島の幼なじみの中に混ぜてもらっているような気持ちで現場にいることができています」 ――他の共演者の方はいかがですか? 「(土屋)太鳳とはもう何度も一緒に撮影していますが、毎回、彼女のかみ砕かれたお芝居を見て『こう解釈するんだな』と感じたり、どんどん変化していく演技を見るのが楽しいです。太鳳の方が一つ年上ですが、なんだかすごくいとおしい気持ちになることも。清水(尋也)くんは、以前共演した時は弟役だったので、当時は『姉ちゃん、姉ちゃん』と言ってくれていて。今回久しぶりにお会いすることになって、どんな感じになるかなと思っていたら『ご無沙汰しております』って堅苦しいあいさつをされて。(仲が良かったのが)リセットされているなと思って笑っちゃいました(笑)。他の皆さんともこれからじっくりとお芝居をご一緒できるのが楽しみです!」
――本作では各地でロケ撮影も行われているようですね。 「海沿いで撮影をしているのですが、海を目の前にすると、どの時代にも水平線があったんだなと実感します。この景色と共に、ずっと人の営みがあったんだなと思うとすごくエモーショナルな気持ちになりました。水平線を前に着物を着て立っている自分をモニターで見ると、タイムスリップしているような不思議な感覚を覚えることも。セットでの撮影もとっても楽しみにしています。いろいろな撮影場所で、野木(亜紀子)さんのすてきな脚本をより立体的にしようとみんなで力を合わせて頑張っています」 ――最後にメッセージをお願いします。 「一つでも多くのメッセージが、一人でも多くの方の心に届くように、ドラマ作りに参加しているみんなで最善を尽くしながら、繊細に丁寧に、かつ大胆に取り組んでいます。受け取るメッセージは人それぞれだと思いますが、何か一つでも届けることができたらいいなと思います」
【番組情報】
「海に眠るダイヤモンド」 TBS系 日曜 午後9:00~9:54
TBS担当