元伊代表パリッセ氏らがラグビー殿堂入り
【AFP=時事】ラグビーの国際統括団体ワールドラグビーは20日、元イタリア代表のセルジオ・パリッセ氏、元ニュージーランド代表のクリス・レイドロー氏ら5人の殿堂入りを発表した。 【特集】写真で振り返るラグビー選手のビフォーアフター ナンバー8のポジションを務めたパリッセ氏は、イタリア人選手として初の殿堂入りを果たす。約20年間の代表歴の中で通算142試合に出場しており、この数字を上回る選手はラグビーユニオン界ではわずか3人となっている。 ボールハンドリングのテクニックの高さで知られ、代表キャプテンも務めたパリッセ氏は、通算5回のW杯出場を果たし、フランスリーグ・トップ14のスタッド・フランセで2度のリーグ優勝を経験した。また、RCトゥーロン時代にはヨーロピアンラグビーチャレンジカップの決勝で得点し、タイトル獲得に貢献している。 現在81歳のレイドロー氏は10代の頃にテストマッチデビューを飾り、国際試合がはるかに少なかったラグビーのアマチュア時代に20キャップを獲得。パスの質の高さで知られ、1967年に英国勢とフランスに全勝したオールブラックス(ニュージーランド代表の愛称)の遠征チームの一員だった。 また1969年に主将を務めた英オックスフォード大学チームは、南アフリカ代表との一戦に勝利している。 ラグビー外では外交官、政治家、ラジオ番組の司会者などとして活躍した。 この2人に加えて殿堂入りを果たしたのは、ニュージーランドの7人制のスペシャリストであるDJ・フォーブス氏、女子7人制で五輪の金メダルを獲得したオーストラリアのエミリー・チェリー氏、スコットランド女子代表で通算115キャップを獲得して同代表としては男女通じて初めて100試合以上をプレーしたドナ・ケネディ氏の3人となっている。【翻訳編集】 AFPBB News