TOJコースを美しく 下久堅の有志団体が竹林を整備
飯田市下久堅の有志でつくる「竹林活用プロジェクト CHIKURIN」(宮内雅代表)は11日、自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」(TOJ)信州飯田ステージのコースになっている市道柿野沢中央線沿いで竹の伐採作業に励んだ。 国内外の選手が走るコースを美しくしようと、柿野沢南常会にも参加を呼び掛け、会員5人と一般3人がのこぎりを手に集合。昨年11月に地区まちづくり委員会が伐採した竹林の美観をさらに向上させようと、常会集会所近くで約2時間にわたって伐採に汗を流した。 CHIKURINは本年度、竹林整備団体の代表者を講師に迎えた講演会を複数回開いて、伐採と竹活用のさまざまなノウハウを学びながら、整備の必要性を一般住民に周知してきた。 今回は冬季に集中的な伐採を進める方法を採用。切った竹は年度内に市が所有する破砕機で竹チップにし、地元の農家に役立ててもらう。同じ竹林は引き続き伐採するという。 宮内さんは「作業に加わる地域の皆さんが徐々に増え、将来的には地域ぐるみの活動にできたら」と話していた。