「マグマ」が来た!ヒョンデの“レクサス対抗馬”ジェネシスGV60パフォーマンスモデルのプロトタイプをキャッチ
ヒョンデが展開するプレミアムブランドであるジェネシスが開発中のパフォーマンスSUV、GV60マグマの市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えた。 【画像ギャラリー】ジェネシス GV60マグマ 市販型プロトタイプ スパイショット GV60マグマは、同ブランドの電動クロスオーバーSUV、GV60のパフォーマンスモデルとして2024年4月のニューヨークモーターショーでコンセプトモデルが初披露された。ジェネシスのクリエイティブオフィサー、ルク・ドンカーボルケ氏は、「マグマは、ブランドを高性能領域に導き、パフォーマンスとラグジュアリーの境界を再定義する。乗るたびに情熱と興奮をかき立てる体験を提供する」と語っている。 ニュルブルクリンク付近で捉えたプロトタイプはテストミュールのため最終デザインではなく、ツートンカラーを除けばそれほど目を引くところはない。しかしよく見ると、ヒョンデIONIQ5 Nと同様にNブランドの赤いブレーキキャリパーが装備されていることがわかる。 コンセプトでは、主要コンポーネントの冷却を助けるために、大きな吸気口を備えたアグレッシブなフロントバンパーを装備していたほか、カナード、延長されたフェンダーフレア、および「エアロディスク」付きの21インチホイールも装備されていた。またこれらに加えて、ルーフに取り付けられたフィン、かなり大きなリヤウィング、ローダウンされたサスペンション、およびスポーティなディフューザーも備えていた。 これらのコンポーネントが量産型でどこまで採用されるか、今後のプロトタイプで徐々に判明していくだろう。 パワートレインはIONIQ5 Nから多くを流用する。84kWhのバッテリーパックを搭載し、デュアルモーター全輪駆動システムにより最高出力650ps、最大トルク769Nmを発揮する。また0~60mph(0~96km/h)まで3.25秒で加速し、最高速度162mph (261 km/h)、一度の充電で221マイル(356km)走行できる動力パフォーマンスを持つ。 プロトタイプの状態から、量産型のワールドプレミアは2025年後半以降となることが予想されるが、発売されれば多くの市場でレクサスの脅威となることは間違いない。
APOLLO