【別府競輪(ナイター)FⅠ】児玉碧衣を撃破 渡部遥が冷静な立ち回りで殊勲
【記者コラム・造田大の「大勝負」】 <12日・別府競輪・2日目> 急成長中の渡部遥が殊勲星を挙げた。2日目7R、終HS3番手から児玉碧衣の仕掛けに併せて発進。一度は児玉に叩かれてしまうが、直線で二の足を使って児玉を差し返した。 初日の反省が生きた。その初日は「半月ぶりの実戦で石井寛子さんとも初対戦で…」と緊張で焦りがあったという。ただ、2日目は「児玉さんの後位に誰もいなかったので、飛び付きに切り替えた」と落ち着いて立ち回った。強力な地脚と冷静に周りを見る余裕があってこその大金星だ。 昨年11月の本格デビュー後初Vを皮切りに躍進を続けている。昨年末には小林優香も破っており、今回の勝利も決してマグレではない。この勢いのまま初日に敗れた石井寛子にリベンジして、ガールズケイリンが誇るレジェンドトリオ全制覇となるか。▼最終日10Rは渡部のアタマに期待。2―14―1467。 ▼最終日3R(興呂木雄治) 2日目は再三、スピードを削られる苦しい展開ながら3着。利根が2段駆けに入る前に叩ききればチャンスは十分。6―27―2457。