草笛光子（90）主演映画完成に喜び「わーっと大きな声でわめきたい」

女優・草笛光子（90）、俳優・唐沢寿明（60）らが21日、都内で行われた、映画「九十歳。何がめでたい」（前田哲監督、6月21日公開）の完成披露舞台挨拶に登壇した。 去年11月に100歳を迎えた作家・佐藤愛子さんのベストセラーエッセー集「九十歳。何がめでたい」「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」が原作。90歳を迎えた草笛が、エネルギッシュかつチャーミングに、等身大の佐藤愛子さんを熱演した。 主演の草笛は冒頭、「みなさん、今日はようこそおいでくださいました。ここに座らせていただいて幸せ」と挨拶。会場を見渡し、「みなさんも幸せいっぱいで、（原作）本を読んでいただいてありがとうございます」と感謝を伝えた。 イベントでは来場者の質問や悩み相談に答えた。“人生の中でめでたかったこと”を聞かれた唐沢は、「この日を迎えられたこと。草笛さんもめちゃめちゃ楽しそう」とにっこり。これに草笛は、「なんと言ったらいいでしょうね。わーっと大きな声でわめきたいです」と声を弾ませた。 フォトセッション時には映画完成を祝って鏡開きも実施。最後に草笛は、「おっかない顔して見られちゃ困っちゃう」と呼びかけ、「めでたくないですけどね、90歳」と自身と映画タイトルを重ねて笑いを誘った。