空飛ぶクルマ、注目集める 中国航空ショー、新興企業
【珠海共同】中国広東省珠海市で23日、小型機などを扱うアジア汎用航空ショーが開幕した。中国の民間新興企業などが人を乗せて空を移動する「空飛ぶクルマ」を出展し、多くの参観者の注目を集めた。ショーは26日まで。 中国政府は2035年までに中長距離の空飛ぶクルマの運用を目指すとしており、同省深セン市を無人飛行の試験区に指定するなど国を挙げ関連産業を後押ししている。 14年設立の億航智能(同省広州市)は、無人操縦の2人乗りの空飛ぶクルマを展示。担当者は「来年に深セン市で人を乗せた営業運航を始める予定だ」と語った。航続距離は約30キロで、既に約220万元(約4600万円)で販売を始めているという。