元イスラエル兵が平和訴え 「武力でなく対話を」
イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの侵攻が続く中、イスラエル空軍で兵役を務めた経験がある埼玉県皆野町の木工作家ダニー・ネフセタイさん(66)が17日、群馬県富岡市の市社会教育館で講演した。「武力は憎しみを生むだけで、平和はつくれない。対話による解決を」と訴え、集まった約30人が静かに聞き入った。 講演では、おいがイスラム組織ハマスの襲撃から必死に逃げた状況を詳細に説明。「戦争では人間は残虐になる」と語った。 ネフセタイさんは3年間の兵役後、若い頃に日本に移住。2008年のガザ空爆で多くの子どもが犠牲になったことにショックを受け、講演などで平和をテーマに意見を発信している。