【写真：Getty Images】

　スペイン出身のカルロス・クエスタ氏は、現在アーセナルにアシスタントコーチとして在籍している。28歳の同氏に対し、チャンピオンシップ（イングランド2部）で暫定7位につけるノリッジ・シティが「オファーを準備している」という。アメリカの大手スポーツメディア『ESPN』が16日に報じた。 【画像】アーセナル最新スタメン＆フォーメーション 　同メディアはノリッジの関係者筋の情報として、「チームはデイヴィッド・ワグナー監督の後任としてクエスタ氏を指名している」と伝えている。「今すぐ獲得を打診するわけではない」と前置きしつつ、「シーズン終了前か今夏のいずれかのタイミングで交渉を検討する」という。 　また、所属元であるアーセナルのミケル・アルテタ監督は、クエスタ氏にオファーがあった場合「引き留めない」判断をするようだ。『ESPN』はアルテタ監督のコメントとして以下のように報じている。 「獲得の打診があった際は断るか？そんなことはできない。スタッフに関しても全員に道があり、それぞれに育成プランがあると感じる必要がある。人は3年、4年、5年と同じことをやりたくないものだ」 「才能や情熱、熱意を見出したら、彼らにもチャンスを与えて、彼らの能力を発揮させるのが私の責任だ」 　20代でヨーロッパの主要リーグでトップチームの指揮官に就任した例は多くない。主な例として、現ドイツ代表監督のユリアン・ナーゲルスマンがTSGホッフェンハイムの指揮官に着任した2016年2月当時、同氏は28歳だった。