19日午後3

　大阪湾で約1か月にわたって目撃されたクジラについて、2月19日に専門家らが調査を行い、死んでいるのが確認されました。船舶などへの衝突の危険性があることなどから、クジラを最寄りの岸壁へ移動させました。 【画像を見る】今のクジラの様子は？港へ移動する様子 　大和川の河口近くの大阪湾で1月23日に見つかったクジラ。全長約12m、体重約20トンで、マッコウクジラのオスとみられます。 　クジラは2月16日の午前までは生きていることが確認されていましたが、18日午後2時前に「息をしていない」と海上保安庁に通報があったということです。 　クジラなどの生態に詳しい専門家らが、19日の午前11時ごろに調査を行い、死んでいるのが確認されました。クジラは全く動かず、体からは油とガスが出ている状態で、17日に餓死したとみられるということです。 　府などは浮遊した状態では船舶に衝突する危険性があることなどから、クジラを最寄りの岸壁へ移動させました。 　また、大阪府は19日にもクジラの今後の処理方法を決める会議を開く予定です。