「行ってみないと分からないことがある」石川・能登町で災害ボランティアの活動始まる
北陸放送
能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県能登町では、8日から一般ボランティアの受け入れが始まり、住宅の災害廃棄物の運び出しが行われました。 【写真を見る】「行ってみないと分からないことがある」石川・能登町で災害ボランティアの活動始まる 8日から受け入れが始まった能登町の災害ボランティアには、県内外から13人が集まりました。 大阪から来た大学生 「大阪から。結構道路もめちゃくちゃになっていて、行ってみないと分からないことがあるんだなって」 秋田から来た男性 「こっちのほうに近づいてくるたびに道路が崩れていたり建物が崩れていたり。少しでも力になれればと思って来た」 8日は午後3時までの間、2つの住宅に分かれて災害廃棄物の撤去作業が行われました。 JNN取材団 嘉藤奈緒子記者 「こちらの住宅では、はがれてしまった土壁をボランティアのみなさんが土嚢(袋)に詰めています」 金沢から来た男性 「なかなか家の方だけで作業できる量ではないと思うので、いろいろな方の手伝いをいただかないと」 築100年ほどだという田中さんの住宅は夫婦2人暮らしで剥がれた土壁のほか使えなくなった家具などが家中に散乱し、1か月以上も手がつけられませんでした。 ボランティアを依頼した田中よし子さん 「ありがたい。物が多すぎて、本当にどうしていいかという感じ」 能登町では今月18日までのボランティアの募集が終わっていて、19日以降の募集は決まり次第、町のボランティアセンターのホームページで発表されます。
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