自分の子どもに就いてほしい職業「公務員」が1位!「食いっぱぐれのない人生を歩んで」
公務員になるメリットとデメリット
公務員は安定している職業ですが、デメリットはあるのでしょうか。 公務員のメリットとデメリットについて確認しましょう。 ●公務員のメリット 公務員になるメリットは、景気の波に左右されない安定性と福利厚生が充実している点です。 福利厚生でみると、扶養手当に加えて育休も3年取得できる点が手厚いといえます。 また、安定した仕事なのでクレジットカードや住宅ローンの審査にも通りやすいです。 ●公務員になる注意点 一方、公務員で注意したいのは、成果を上げても給与が上がりにくい点です。 評価制度を導入しているところは多いものの、基本的には勤続年数によって給与が増える職種なので、20歳代や30歳代が成果を出しても、成果主義の会社員に比べると給与には反映されにくいといえます。 また、副業の制限も厳しいので、会社員ほど副業できる範囲は狭い点も注意が必要です。 今後の働き方改革によって、副業の範囲が広がるのか注目していきましょう。
安定感のある公務員
親が思う子どもに就いてほしい職業は、安定性のある公務員がトップでした。 実際に、会社員と比べると給与や退職金は高い傾向にあります。さらに景気に左右されないので、安定性の高い職業といえるでしょう。 とはいえ、子ども自身が就きたいと思う職業は、必ずしも親の意向と一致しません。 あくまでも選択肢の1つとして、提示するくらいに考えておきましょう。
参考資料
・日本トレンドリサーチ「子供に将来なってほしい職業」 ・日本トレンドリサーチ ・青山ラジュボークリニック ・人事院「国家公務員給与の実態」 ・総務省「令和4年地方公務員給与実態調査結果等の概要」 ・厚生労働省「令和5年就労条件総合調査」 ・内閣官房内閣人事局「退職手当の支給状況」 ・ソニー生命保険株式会社「子どもの教育資金に関する調査2024」
川辺 拓也