1か月 寒さ厳しい「寒中」も全国的に気温高め 北陸の雪は少ない傾向
北日本日本海側で降水量多め 雪崩・落雪に注意
低気圧の影響を受けやすい北日本日本海側は、1か月の降水量は平年並みか多く、日照時間は平年並みか少ない見込みです。北日本は積雪が平年に比べて大幅に上回っている所もあります。今後の更なる雪や雨によって、雪崩や落雪に注意が必要です。 一方、低気圧の影響を受けにくい西日本や東日本の太平洋側は、降水量は平年並みか少なく、日照時間は平年並みか多いでしょう。 関東も比較的晴れる日が多い予想ですが、南岸低気圧が通過したり、上空に強い寒気が南下したりするタイミングで、雪が降る日も出てくる頃です。雪の予想が出た際には、早めに備えを行い、交通情報などに気を付けてください。 令和6年能登半島地震の被災地である北陸地方では、この先1か月の降水量、日照時間は平年並み、降雪量は平年より少ない見込みです。 近い予報では、6日から7日にかけて「警報級大雨」となる可能性があり、7日から8日にかけては、被災後初めての雪が予想されています。少しの雨や雪でも土砂災害の危険度が再び高まる恐れがあります。新たな災害に十分警戒し、できるだけ安全で暖かい場所で身を確保してください。
日本気象協会 本社 石榑 亜紀子