大阪駅前に第2の「ヨドバシ橋」開通 続々と渡り初め
大阪駅前に第2の「ヨドバシ橋」開通 続々と渡り初め 撮影:岡村雅之 編集・ナレーター:柳曽文隆 THEPAGE大阪
JR大阪駅前で、ヨドバシ梅田西側入り口とグランフロントが2階でつながる高架橋Bデッキ、通称「ヨドバシ橋」が25日午後に開通、待ちわびた多くの人たちが軽快に新デッキを渡った。今年6月末には同Aデッキが開通しており、2本目の便利な橋の開通に「地上の信号待ちもなく移動できるのはありがたい」などど喜ぶ声が聞かれ、大阪駅前周辺の回遊性を引き出す効果が期待される。 【動画と拡大写真付き】大阪駅とヨドバシ梅田を結ぶ橋が開通 利用者「めっちゃ楽」
20代女子「買い物しやすくなってうれしい」
ヨドバシカメラの昨年8月の工事発表などによると、この工事は「(仮称)ヨドバシ梅田タワー」建設計画の具体化を受けたもので、「ヨドバシカメラ」(本社:東京都新宿区)は2019年秋竣工を目指して高さ約150メートルの商業ビルを建設する。 建物規模は地下4階地上34階建て。地下4階~地下2階は駐車場、地下1階~地上8階には店舗、9~34階にはホテルが入る。ホテルは市内最大級の客室数1000室規模になる見通しだという。
長さ55メートル、幅4メートルのヨドバシ橋
今回新設されたデッキは長さ55メートル、幅4メートル。道路をはさんで東にあるヨドバシ梅田の西側入り口と、西側のグランフロントやJR大阪駅が2階でつながった。午後4時の開通と同時に待ちわびた人たちが続々と渡った。 デッキは2つ目。今年6月、店舗南東側でJR大阪駅や阪急梅田駅とアクセスするAデッキが一足早く完成。ヨドバシカメラでは「Aデッキの開設で便利になったとの反響が届いている。2つ目のデッキができたことで、より利便性が増せば」と話している。
百貨店からハシゴしやすくてうれしい
Bデッキ開通直後に西から東へデッキを渡った府内在住の20代女性は、付き添いの友人とともにショッピング。大阪駅で下車して大丸百貨店をのぞいた後、クッキングヒーターを求めてヨドバシへやって来たという。「大丸からヨドバシへとハシゴするのがショッピングの定番コースですが、これまではいったん地上へ下りていました。信号待ちもあります。これからは2階つながりで買い物が楽しめるので、とてもうれしいですね」と喜んでいた。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)