強制捜査…自民かつてない緊張感 茂木幹事長「厳粛に受け止める」
日テレNEWS NNN
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、東京地検特捜部は19日、安倍派と二階派の事務所に強制捜査に乗り出しました。特捜部の強制捜査を受け、自民党はどのように対応していくのでしょうか。 自民党本部前から中継です。 ある自民党幹部は「捜査の着地点が見えず戦々恐々としている」と語っています。 捜索を受けた安倍派と二階派の事務所は、党本部と目と鼻の先にあり、間近に迫る捜査の手に自民党はかつてない緊張感に包まれています。 自民党・茂木幹事長 「大変遺憾に思っております。厳粛に受け止め今後の捜査の推移しっかり見守りつつ、必要な対策を取ってまいりたいと考えております」 自民党では当初、裏金問題について党の顧問弁護士が一人で担当していましたが、「対応が後手に回り遅れた」との反省から先月半ばから検察OBの「ヤメ検弁護士」と次々に契約し、体制を拡充しました。 また自民党は再発防止に向け今後、新たな組織を立ち上げ、派閥のパーティーのあり方などを検討していくことにしています。岸田総理大臣は政治資金規正法の改正も含め、検討する考えで年明けの通常国会での大きなテーマとなりそうです。 ただ、今後の捜査の展開次第では、安倍派議員が次々と辞職に追い込まれることも予想され、自民党幹部からは「来年4月の補欠選挙は10以上に膨れ上がるかもしれない」といった懸念の声も出ています。