「目撃なし凶器なしカメラなし」早くから聴取も逮捕免れた容疑者の計画性 兵庫女児襲撃
たつの、加古川両事件の犯行態様とも共通するため、県警は再度聴取を行ったが、この時点でも勝田容疑者が関与を認めることはなかった。
一方、勝田容疑者は姫路事件で服役中、岡山県津山市で16年、小3女児=当時(9)=が刺殺された事件で関与を自供した。逮捕・起訴され、昨年に無期懲役が確定している。
「岡山事件で自供した後は、たつの事件についても(勝田容疑者で)ほぼ間違いないという心証を持っていた」と元県警幹部。今年5月以降、刑務所での任意聴取を重ねる中で、勝田容疑者はついに、たつの事件の犯行を認める供述を始めた。
何回か現場の下見を行い、防犯カメラがないところを選んだ-。計画的な犯行だったことをほのめかし、さらに加古川事件についても認める供述をしているという。