「全国公立大現役占有率ランク」西日本編 1位・富山東、2位・甲南ともに8割超 団体戦の雰囲気作れた高校が高くなる傾向
3位以下は松山南▽岡山芳泉▽広島(中教)▽加古川東▽砺波▽藤島▽魚津▽松山北――。
この中で注目されるのは加古川東。近畿圏(2府4県)には、関関同立(関西大、関西学院大、同志社大、立命館大)といった難関私大がある。さらに進学校の数が多く合格者が分散するため、近畿圏の学校は国公立大の占有率が上がりにくい。そうした状況の中で76・6%と高い占有率になっているのだ。神戸大34人、大阪大32人、北海道大7人、京大5人、東大2人といった難関国立大が総合格者の3割以上を占める、難関大に強い学校だ。
■井沢秀(いざわ・しげる) 大学通信情報調査・編集部部長。1964年2月6日、神奈川県生まれ。明治大学卒業後、受験情報・分析を主力事業とする大学通信入社。大学の入り口(入試)から出口(就職)まで、情報を収集し発信中。中高・大学受験の案内書・情報誌を編集するほか、新聞社系週刊誌、経済誌などへの情報提供と記事執筆を行う。