<スター・ウォーズ最新作>ファン興奮の展開で終幕…“謎”も残るラストに続編望む声「楽しみにしてます」
「スター・ウォーズ」の最新オリジナルドラマシリーズ「スター・ウォーズ:アコライト」の最終回となる第8話「アコライト」が7月17日に配信された。さまざまな謎が解明され、ラストには“あの有名キャラクター”も登場する展開が。新たな謎も残った最終回にSNS上では続編を望む声が寄せられている。(以下、ネタバレがあります) 【写真】若い…!16年前のマスター・ソル(イ・ジョンジェ) ■エピソード1の約100年前の物語が完結 「スター・ウォーズ:アコライト」は、映画「スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)」より約100年前、ジェダイ黄金期が舞台となっているシリーズの原点的な作品。ジェダイとシスの間で運命を翻弄(ほんろう)される双子・メイ(アマンドラ・ステンバーグ)とオーシャ(同・二役)の物語でもある。 第7話で16年前のブレンドクでの出来事が全て明かされた。そこから100年ほど遡った時にハイパースペースの災害で生命体が絶滅したとされていたが、土地が肥えていて、繁殖力も強く、植物が生い茂るほどになっている。ソル(イ・ジョンジェ)、インダーラ(キャリー=アン・モス)、ケルナッカ(ヨーナス・スオタモ)、そしてインダーラのパダワンであるトービン(ディーン=チャールズ・チャップマン)が、“フォースの集中”を探すためにこの地に降り立った。フォースの集中があれば、そこに生命が生まれる。まさしくその読み通り、ソルは2人の少女を見つけた。それがメイとオーシャで、彼女たちを育てた“魔女”たちにもたどり着いた。 結果、「メイが起こした火災のせいで砦の魔女が全員死亡」ということになっているが、実情はソルたちジェダイが、マザー・アニセヤ(ジョディ・ターナー=スミス)ら魔女を全滅させた。それをメイは見て知っていたが、オーシャはメイに閉じ込められていたため真相を知らずに16年がたってしまっていた。 メイとオーシャが入れ替わり、今はオーシャがザ・ストレンジャー(マニー・ジャシント)と共に行動し、メイはソルと一緒にいる。ザ・ストレンジャーは自分が被っていたマスクをオーシャに被らせると、メイがソルを殺そうとしている光景を見た。ザ・ストレンジャーいわく、それは“未来の光景”だという。オーシャは「未来は変えられる」と言って、それを止めるためにメイのもとへ。 ソルの宇宙船の中で目覚めたメイ。「ママを殺したのは正当だったの? なんでオーシャに話さなかった? なんで私のせいにしたの?」とメイはソルを責めるが、「あの時は介入すべきだと思った」と自分たちの正当性を主張。あの時にオーシャだけ救えて、メイを救えなかったことを悔いていることも告白した。そして、メイとオーシャに関する重要な真実を告げようとした途中で、メイに逃げられてしまう。 ■ファン興奮「続きが気になる!」の声 コルサントのヴァーネストラ・ロウ(レベッカ・ヘンダーソン)の所にある人物が尋ねてきた。それは第6話の中で名前が出てきていたレイエンコート議員(デヴィッド・ヘアウッド)。彼は個人的な感情も含めてジェダイに懐疑的で、したがってヴァーネストラも彼のことを疎んでいる。 レイエンコートのジェダイに対する考察はかなり興味深いものだった。それは「ジェダイは絶対的な力を持つ巨大組織で、まるで宗教のように制御不能なものはないと思い込んでいるカルト集団だ」と。そして「清廉さを打ち出しているが、いずれ堕落する者が出る。そうなった時、その異端者を止める力を持つ者はいるのか?」と。ジェダイ黄金時代においてそこまで言い切る者は他にいないのではないかと思えるくらい辛辣だ。この物語のその先で、残念ながら、これは単なる妄想や憶測ではなく現実になってしまう。 そしてメイとソル、オーシャとザ・ストレンジャー。この4人が再び相見えるのは“ブレンドク”だった。メイとオーシャは16年前の真相や自身たちの出生に関する事実を知り、そのことが2人の運命を大きく動かす展開に…。また劇中最後では、ヴァーネストラがジェダイ・マスターのヨーダに相談しに行くという形で、シリーズ屈指の人気を誇るヨーダが登場した。 第7話と最終話の第8話で、16年前の事件について謎だった部分は明らかになったが、逆に最終話の中で新たな謎、あるいは“今後が気になる”ことも多くなっており、やはりここは続編(シーズン2)を期待したいという思いが強くなった。 SNS上にも「続きが気になる!」「シーズン2があるのか分かりませんが、楽しみにしてます」といった、“続編”を期待する声が多く見られる。 「スター・ウォーズ:アコライト」はディズニープラスで全話独占配信中。 ◆文=田中隆信