世代別代表では圧巻も…。A代表で輝けなかった日本人(7)一度も出られず…。リオ五輪出場の立役者
東京五輪での久保建英や三笘薫のように、世代別のサッカー日本代表で活躍したのち、A代表でも中心選手に成長する選手は多くいる。一方で、世代別代表で存在感を放ちながらも、A代表にうまく定着できなかった選手も枚挙に暇がない。今回は、年代別の代表で期待を集めながらも、その後は苦しんでいる選手をピックアップして紹介する。※データは『transfermarkt』を参照、4/13時点。
MF:原川力 生年月日:1993年8月18日(30歳) 所属クラブ:FC東京 2024リーグ戦成績:4試合1得点0アシスト 原川力は、京都サンガF.C.の下部組織で育ち、2012年にトップ昇格を果たした。なかなか出場機会を得ることはできず、2014シーズンに愛媛FCに期限付き移籍で加入して出場機会が増え、U-21日本代表に呼ばれている。 これを機に世代別代表からコンスタントに声がかかるようになった原川は、リオデジャネイロ五輪出場権が懸かった2016年のAFC U-23選手権に出場し、準決勝のイラク代表戦では、後半アディショナルタイムに強烈なミドルシュートを決めて、劇的な勝ち越しゴールを記録した。この勝利でリオ五輪行きを決めると、原川も本大会のメンバーに入っている。 精度の高いキックと展開力を武器に、存在感を見せた原川は、セレッソ大阪に加入直後の2021年3月にA代表初招集を受けた。しかし、負傷によりデビューの機会は訪れずに終わっている。その後はセレッソ大阪で出番が減り、インパクトは薄れた印象があるため、再び声がかからないのも仕方ないところか。
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