戦災・震災を乗り越えた神戸が『ウクライナ支援』こころのケアを担う人材やリハビリ訓練を行う人材を育成
■リハビリ訓練を行う人材やこころのケアを行う人材育成の支援
兵庫県で去年から行われているウクライナ支援検討会の検討結果がまとまり、知事に提言されました。 兵庫県は阪神・淡路大震災から復興した経験を生かそうと、去年3月に「ウクライナ支援検討会」を設置し、会議を4回開きました。 24日、検討結果が知事に手渡され、義肢装具を使ったリハビリ訓練を行う人材の育成や、こころのケアを行う人材の育成などを早期に支援していくよう提言されました。
■『戦災・震災』経験した神戸から支援
【ウクライナ支援検討会 岡部芳彦座長】 「ウクライナの人たちを、遠く離れた日本の、しかも兵庫県という自治体あるいは兵庫県の人たちが支援を続けているんだということが伝えられているというのは、この提言の重要な部分だと思います」 「神戸は、1945年に大きな空襲を、神戸大空襲を受けているということもありまして、戦災・震災というのを経験してきたこの地から支援を打ち出せるというメッセージ性もすごく意義があると思います」
■ウクライナ視察団がリハビリセンターを訪れる予定
兵庫県はウクライナの2つの州(ミコライウ州とイヴァーノフランキーウシク州)に重点的な支援を行うことが決まっていて、ことし9月には兵庫県立総合リハビリテーションセンターにウクライナから視察団が訪れる予定です。 今後、検討会のメンバーの助言を受けながら、プロジェクトチームで支援を進めていくということです。
関西テレビ
【関連記事】
- ■「戦うのをやめたら国家が消滅してしまう」ウクライナに残る夫のリアルな言葉 いつの日か夫婦でお店を開きたい
- ■『どこかで決断する時が来ている』 ウクライナ国民に「領土を諦めてもよい」が増加 キーウから発信続ける“ボグダンさん”緊急来日で「今後」語る
- ■ウクライナの子供たちへ贈る「九九の歌」 慣れない日本での生活で言葉の壁も…教育支援で「学ぶことを諦めないで」 ウクライナにはない"九九"を避難した姉弟が歌う
- ■危険な花「アツミゲシ」 淡路島で大量自生…麻薬やアヘンの原料となるケシの花 県が撤去に乗り出す
- ■「限界ニュータウン」新築時2600万円が113万円 「だまされたとは思わないけど…」 “バブル期”開発 街から離れ、病院も学校もなく