第26回 団塊の世代 vs 旧勢力|「対決」で振り返るプロ野球史
奇しくも第1回ドラフトが団塊の世代のプロへの最初の窓口に。好素材ばかり
帽子を飛ばさんばかりの力投を見せる1年目の堀内
第25回はドラフト制スタートの少々疑問符のつく部分をつついてみたが、この第1回ドラフト(1965年)には制度的なこととは別に、プロ野球史上、大変な意義と意味がある。それは、このドラフトでいよいよ、いわゆる団塊の世代がプロ野球に登場したことである。1947年~49年に生まれた(正確には、47年の早生まれは除き、50年の早生まれを加えるらしい)。戦後のベビーブーマーたちで、その数は700万人を軽く超える。 もちろん、高校中退ですでにプロ入りしている団塊の世代もいたが(例えば、元阪神ほかの古沢憲司)、それはごく少数。この第1回ドラフトで指名された高校3年生は、84人(入団拒否、進学、中退を含む)。その中には、堀内恒夫(甲府商-巨人)、鈴木啓示(育英-近鉄)・・・
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週刊ベースボール