狭いステージから世界を目指す!でんぱ組.inc がブレイク中
今年1月、東京・Zepp DiverCityで行われた公演中、サプライズで武道館ライブ決定が伝えられる。「無言で泣きました。嬉しい気持ちの涙と、不安な気持ちの涙ともびっくりして泣いてしまったのもあった」(夢眠ねむ)、「あの発表の瞬間は忘れられない。大きいステージでファンの方にみてほしい気持ちもあって、嬉しさもあって、でも不安もあって、本当にいろんな気持ちがあった」(成瀬瑛美)、「夢が実現して、でんぱ組.incが終わっちゃうのかな、とも思った。この先どうなるか、不安が大きくて泣いてしまった」(藤咲彩音)と、さまざまな思いがこみ上げてきたという。 ■夢の武道館は「ほとんど覚えていない」 武道館本番。「夢を見ているみたいでした。ほとんど覚えていない」(成瀬瑛美)、「ビデオの映像を見ているような、不思議な感覚だった」(藤咲彩音)、「珍しく覚えていないんです。ライブが終わって、メンバーにめんどくさい絡み方をしていたことしか覚えていない」(夢眠ねむ)、「本当に覚えてない。(オープニングで)リフターに乗って上がったのは覚えていて、そこから記憶が飛んだ。(最後の曲の)『ちゅるりちゅるりら』を歌っているのから、覚えているので、ほとんどの記憶がない」(最上もが)と、無我夢中だった。 そして、来年2月には代々木第一体育館で2Daysを開催する。武道館では約10,000人のファンを集めたが、今回は2日で約3万人。武道館の3倍の動員となる。「訳が分からない感じ」(夢眠ねむ)、「なかなかビジョンがみえない」(古川未鈴)と、でんぱ組.inc史上最大のイベントに、再び不安を隠せない様子。それでも「これから、たくさんライブをやったり、学園祭にも出る。見にきてくれた人たちに印象に残るライブをやって、代々木につなげたい」(古川未鈴)、「武道館が決まってから、1つ1つ、しっかりやりたいと思ってやってきて、今度は代々木が目標になった。これからも1つ1つやる」(最上もが)。彼女たちらしく、地道に活動し、1つ1つ山を登ってきたでんぱ組.incは、これからもマイペースで発信し続けていく。