大一番で味わった、明と暗。町田・野村啓介「状況によっては保持のため、落ちる動きをしたいと思う反面……」【F1上位リーグ第26節|ミックス/町田vs浦安】
1月8日、名古屋金城ふ頭アリーナにてFリーグ2023-2024 ディビジョン1ファイナルシーズン上位リーグ・第26節が行われ、ペスカドーラ町田とバルドラール浦安が対戦町田が2-3で敗戦している。 引き分け以上であれば、最終節を残し優勝が決まる今節。しかし第1ピリオド13分、ピヴォの野村啓介は底辺でボールを失い、2失点目に関与してしまった。残り1分42秒でパワープレーから1点を返し、今シーズンの13ゴール目を挙げた野村はチームでどんな役割を担い、何を考えてプレーしていたのか。 試合後のミックスゾーンで、野村に話を聞いた。
いいタイミングで点が取れましたけど……
●ペスカドーラ町田|野村啓介 ──クラブ史上初のリーグ優勝は、来週の最終節に持ち越しとなってしまいました。 2失点目の僕のミスは、自分のような立場の選手は絶対にやってはいけないと思います。でも、起きてしまったことは取り返せないので次の試合で取り返す。それだけですね。あれがなければ問題なく試合は進んでいたと思うので。 ──優勝が懸かっていることで、いつもと違う緊張感や雰囲気はありましたか? いえ、そういうのは特になく、シンプルにコートのところでトラップミスをしてしまったのと、それをカバーしようと思って自分の判断が一つ遅れてしまったからで、いつも通りの気持ちでいました。 ──優勝の懸かる試合の相手が古巣の浦安だったことで、野村選手個人としての気持ちは? もうそういうのはないです(笑)。最初はありましたけど、ずいぶん前の話ですし、特別意識はしてないです。 ──残り2分には、パワープレーから野村選手がニアへシュートを放ち、ゴールを挙げました。 パワープレーはやっている身としてもうまく(タイミングの)ズレを作れていたと思います。チャンスは何回か作れるだろうとやりながら感じていたので、そこでもう2点取りたかったですけど……。 ──時間が足りなかった? 時間もだし、そこには少なからず緊張感もあったと思います。みんなのポジショニングやボールを運ぶところ、一個の選択がノープレッシャーの練習とは違いました。 ──そういう状況で1点を返せたことはポジティブに捉えられるのでは? そうですね。パワープレー入る前も監督から「残り1分になる前に1点差になっていれば、チャンスは絶対にあるから」という話があって、いいタイミングで点が取れたのでいけるかと思いましたけど、最後のところでいききれなかったです。
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