“Mr.スポーツモデル”平山瑛人、ボディビル挑戦はたしかなプラスに「並ぶことができないような選手と並べて幸せでした」
10月19日に開催された第2回ジュラシックカップ。ボディビル界のレジェンド・木澤大祐と合戸孝二の共催で行なわれた今大会は、競技とエンタメが融合した舞台で大盛況を記録した。 【フォト】平山の肉体美、ボディビルのステージで魅せる そんな中、最上位であるグランドクラスに挑んだのが、NABBA JAPANのプロ選手である平山瑛人だ。彼はSPORTS MODEL(筋肉のバランスと絞りを重視するカテゴリー)の日本チャンピオンであり、まさに“Mr.スポーツモデル”と呼ぶにふさわしい存在。舞台では高身長に筋肉を搭載したスタイリッシュな肉体美を披露した。
スポーツモデルとボディビルでは規定ポーズや求められる体が異なることから、今回の挑戦で苦戦する点も多かったことだろう。その中でも堂々のステージを見せ、NABBAからの刺客として会場を盛り上げた。 「本来だったら絶対に並ぶことができないような選手とピックで並ぶことができて、めちゃくちゃ幸せでした。スポーツモデルのポージングは、フィジークとボディビルが合わさったような力の入れ方なんですけど、そのポージングを完全にボディビルに振り切るとなると難しさも感じました」 予選通過はならず、全体順位としては14位となったものの、トップ6が並んだ際にポージングを細かく観察するなど、研究熱心な一面も見せた平山。「今スポーツモデルが少しボディビル寄りになってきているところがあるので、今回の経験はこれからのポージングにも活かせると思います」と収穫を語った。
絞りにこだわりと自信を持っており、今大会にも万全な状態で臨みたかったが、本人としては納得のいく仕上がりとはいかなかったようだ。「9月の大会(NABBA JAPAN GRAND PRIX FINAL2024)で体力やエネルギーを使い切ってしまった感がありました。調整を進める中で、ぴったりはまるような感覚が自分の中であるんですけど、今回は手探りの状態で最後まで来てしまいました」と反省を口にした。 ボディビル挑戦は経験、そして成長の面でもプラスとなったことだろう。挑戦を続ける“Mr.スポーツモデル”は、今後もさらなる高みを目指していく。 「今回はボディビルに挑戦させていただきましたけども、次はスポーツモデルの日本一として本場・韓国の大会(NABBA KOREA)での1位を目指していきます。その後にはクラシックフィジークに移行して、いろんなところで活躍の幅を広げたいと思います」
取材・文/森本雄大 写真/木村雄大、森本雄大