天皇陛下、皇居で恒例の「お手まき」臨まれる 昭和天皇から続く稲作、祭祀などに使用
天皇陛下は１７日午前、皇居内の生物学研究所脇にある苗代にうるち米の「ニホンマサリ」と、もち米の「マンゲツモチ」の種もみ計約７２０粒をまかれた。皇居での稲作は昭和天皇の時代から続く恒例行事。 陛下はグレーのジャンパーに紺のズボンのお姿で苗代の前にしゃがみ、小さなかごに入った種もみを手に取ると、１区画３０センチ四方に区切られた苗代４区画に均等になるように、丁寧にまかれていた。 育った苗は陛下が５月に田植えをし、９月には稲刈りをされる見通し。収穫された米は宮中祭祀（さいし）に使用したり、伊勢神宮に奉納したりする。
