【開幕特集】積極補強で3年ぶりリーグ制覇へ…鬼木達体制8年目の川崎F、キーマンはチームに残留した主将MF脇坂泰斗| J1リーグ
2024シーズンの明治安田J1リーグ各クラブとキーマンを紹介する。 【動画】吉田麻也と語るこれからのJリーグやブンデス注目チーム|内田篤人のFOOTBALL TIME
チーム紹介
昨年は悔しさの残るシーズンだった。天皇杯こそ制することができたが、リーグ戦ではなかなか波に乗り切れない時期が続き、最終的には8位でフィニッシュ。2013シーズン以降ではワースト記録となった。 迎えた今年はオフに大幅に戦力を入れ替えた。近年、チームを支えていた登里享平や山根視来、ジョアン・シミッチらを放出。一方、三浦颯太や山本悠樹といったポテンシャルのあるタレントや爆発が期待できるブラジル人トリオを獲得し、補強に余念はない。鬼木達体制8年目は、チームとして3年ぶりのリーグ制覇がマストなミッション。新戦力と既存戦力をうまく融合させることでリーグの頂点を目指していく。
注目選手紹介:脇坂 泰斗
生年月日:1995年6月11日(28歳) 昨季成績:30試合9得点 昨季、序盤は苦しいシーズンを過ごしたが、シーズン中盤から自信を取り戻すと、ピッチ上で本来の存在感を発揮。なかなかピリッとしないチームの中でも奮闘し、ゴールやアシストでチームを支えた。結果、キャリアハイの9ゴールを奪取。苦しんだチームの中で、3年連続でのベストイレブンに輝いた。 今オフは海外移籍も囁かれたが残留を決意。指揮官に任命され、新シーズンは主将を務めることになる。チームとしても再びリーグ制覇を目指す中で、14番を背負う男への期待は大きい。若い選手が増えた川崎Fにおいて、周りを牽引していくことができるか。強い覚悟を持って新シーズンに挑む。
注目選手紹介:三浦 颯太
生年月日:2000年9月7日(23歳) 昨季成績:21試合0得点(J2) ヴァンフォーレ甲府から加入したニューフェイスだ。日本体育大学出身の三浦は、2021年6月から甲府の特別指定選手としてプレーすると、正式加入した昨季はシーズン中盤戦から主力の左サイドバックとして活躍。AFCチャンピオンズリーグにも出場し、多くの経験を積んだ。また、そのパフォーマンスが評価され、昨年末には日本代表にも選出。今後が注目されるタレントとなった。 そして、今オフに川崎Fへと加入。登里享平がクラブを離れた中、新たな左サイドバックとしての期待がかかる。佐々木旭らとのポジション争いを制し、川崎Fの主力として活躍することができれば、再び代表へとたどり着けるはずだ。