<2020センバツ交流試合>履正社、大分商に大勝 強打で注目の小深田、1本塁打4打点 練習試合
8月10日から阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開かれる2020年甲子園高校野球交流試合に出場する履正社(大阪)と大分商が12日、大阪府茨木市の履正社グラウンドで練習試合を行い、履正社が5本塁打を含む19安打を放ち、16―1で大勝した。 【組み合わせ抽選会のタイムライン】 注目の左の強打者・履正社の3番・小深田大地(3年)が1本塁打を含む5安打4打点と本領を発揮した。 一回1死三塁、大分商のエース右腕・川瀬堅斗(3年)から先制の右前打を放つと、三回にはカーブを引きつけて左中間フェンス直撃の二塁打、五回にも右中間二塁打を放った。勢いづいた打線は、ドラフト候補の川瀬から五回までに7点を奪って攻略した。 小深田は手を緩めず、八回には高校通算32本目の左越え2ラン。「変化球が多かったので、自分のポイントに引きつけて捉えることができた」と自信に満ちあふれていた。 交流試合では昨夏の決勝で破った星稜(石川)と対戦する。昨夏は星稜の奥川恭伸(現ヤクルト)を前に無安打に終わった小深田は「対戦したかった相手。縁がある。一回から点を取っていきたい」と意気込んだ。【安田光高】