超有名デザイナーが愛する日本の風景は?ロナン・ブルレックの推しは世界遺産の村や話題のホテルだった…!
ヴィトラ、マジスにアルテック、世界の名だたる家具ブランドから美しいチェアやテーブルなどを発表し続けている、プロダクトデザイナーのロナン・ブルレックさん。家具のデザインに加え、アート制作の活動も盛んに行っています。現在、都内の2店舗のイデーにて自身初となるリトグラフ展を開催中。多くの人が足を運んでいます。 そんなロナンさんですが、実は、よく日本を訪れているのをご存知でしょうか?ロナンさんは日本のブランドとコラボレーションしており、仕事を通して日本各地に滞在しているそう。そこで、ロナンさんにお気に入りの日本のアドレスを教えてもらいました。クリエイターから見たニッポンは?ロナン・ブルレックのお気に入りの場所5選をご紹介します。 【写真集】ロナン・ブルレックが愛する日本の風景
【1】飛騨高山・白川郷(岐阜県)
「飛騨産業を訪れた際に足を運びました。合掌造りも魅力的ですし、町全体が素敵ですね」 飛騨高山から車で1時間ほどの場所にある白川郷。日本の原風景とも言われる「合掌造り集落」は、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。 長い歴史のある合掌造り家屋と豊かな自然に囲まれた村の暮らしが今も広がっています。
【2】イサム・ノグチ庭園美術館(香川県)
「香川に行った際にイサム・ノグチ庭園美術館を訪れました。本当に気持ちのいい場所です。あと、イサムノグチの石工の和泉正敏さんの家も併せて行きました。それぞれ同じくらい素敵でした」 庭や公園などの設計から家具や照明のデザインなど、幅広く活動した彫刻家のイサム・ノグチが晩年に過ごしたアトリエや住居による美術館。数多くの彫刻作品、住居イサム家、彫刻庭園などから構成されています。 イサム・ノグチの制作パートナーであった石の作家、和泉正敏さんの自宅(非公開)も美術館の近くにあり、石を大胆に用いたアート作品のような住宅です。
【3】ミナ ペルホネンの保養所「ホシハナ休寛荘」(長野県)
「あの空間が気に入りました。とても素敵な時間を過ごしました」 軽井沢のほど近く、御代田町にあるミナ ペルホネンの保養所。吉村順三が設計した一軒家を建築家の中村好文さんとリノベーションした空間です。 親交のある皆川明さんのお誘いでロナンさんはここを訪れました。皆川さんと建築家でデザイナーのエサ・ヴェスマネンさんの3人で食事をつくり、楽しいひとときを過ごしたそうです。