定番ミリタリー「モッズコート」の着こなし方。武骨なアイテムを品良く魅せた好スタイル
街中ではコート人気が再熱中。なかでも、着用者が目立つのが、「モッズコート」。アメリカ軍服ながらイギリスの不良文化の間で愛されてきた一着だ。 【写真10点】「定番ミリタリー『モッズコート』の着こなし方」の詳細写真をチェック 今回は、モッズコートを使ったコーデ好例を紹介。街行く大人たちは、どのように着こなしているのかを見ていこう。
① アーバンミリタリーの最適解
大久保峻朔さん(32歳) たっぷりとした身幅のモッズコートはレイヤードコーデに打ってつけ。黒コートの下から覗く白Tシャツが、黒とのコントラストになっていて装いに抜け感を生む。 ボリュームあるトップスをスッキリとまとめるのが、細身のコーデュロイパンツ。ブラウンの色みからも季節感を感じられる、ナイスチョイスだ。
モッズコートを都会的に。つまりコテコテに見せない工夫は小物使いにもある。ニューエラのヤンキースキャップはあえて深めに被り、存在感をアピール。サングラスとの合わせ技でクールな印象付けとした。
そして極め付けには足元のアシックス。オールブラックのランニングシューズで今のムードも取り入れるあたり、お上手です。
② オーバーサイズのモッズコート
小川雄太郎さん(29歳) フリークス ストアのモッズコートにユニクロのブラックデニム。主たるアイテムは2つのみだが、このシックで洒落た雰囲気はどこから来るのか。その答えはモッズコートのサイジングにある。 コートはかなりのオーバーサイズ。肩の落ちたデザインが武骨さのなかに程よいゆるさを加えている。首元に巻いたマフラーも着こなしを柔和な印象に見せるひとつの要因に。カーキ×ブラウンの相性の良さは言わずもがなである。
ボリュームのあるアウターを着る際にはボトムスやシューズの主張を抑えるのもポイント。裾にかけてややテーパードしたデニム&フレッドペリーのブーツはちょうどいい選択肢と言えるだろう。
③ モッズコートの武骨さをスラックスや小物でマイルドに
川合雄太さん(32歳) 一歩間違うと武骨さが“野暮ったく”も見えるモッズコート。それを華麗に回避したのが川合さんのコーディネイトだ。 古着のモッズコートにグレースウェットという定番の合わせだが、選んだボトムスはひと味違う。レショップが手掛ける「リパーパス(RE-PURPOSE)」のパンツはシルエットが美しく、取り入れるだけで一気にキレイめな印象に。