「困ったどころの話じゃない」桃畑で熊被害か 枝折られ実は種だけに、猟友会員に警戒してもらいながら慌てて収穫
長野県坂城町中之条のさかき地場産直売所「あいさい」で、熊によるとみられる被害を受けた畑の桃が並んでいる。同町坂城の農業男性(41)が27日夕、栽培している畑で桃の木の枝が折られたり、種だけ残して実が食べられたりしているのを発見。7月上旬の収穫を予定していた実もあったが、急きょ残りをもぎ取って出荷した。数日間はおいしく食べられるという。 【地図】熊に荒らされたとみられる桃畑がある坂城町はこちら
男性によると、被害は27日午後5時ごろ確認。熊を警戒して地元の猟友会員らに立ち会ってもらい、知人の助けを借りて収穫した。男性は「困ったどころの話じゃない。これから別の品種が収穫期を迎えるので心配だ」と話した。
4~6個入りを150袋ほど出荷し、1袋税込み550円で販売。あいさいのスタッフは「柔らかい桃が好きな人は数日置いてから食べてほしい」としている。