規格外ニンジンのドレッシング好評 函館商業高生、函館のカドウフーズと共同開発
函館商業高流通ビジネス科3年の生徒5人が、必修科目「課題研究」の一環でカドウフーズ(函館市追分町)と共同開発した七飯町産ニンジンのドレッシング「サニーソース」が14日、函館蔦屋書店(石川町)で試食販売され、好評を集めた。
同科は、おととしからカドウフーズとのコラボレーションとして、道南の規格外野菜を活用した商品開発に取り組んでいる。同社の嘉堂聖也社長、嘉堂美樹店長らが4回にわたり同校に足を運び、商品企画からレシピまで生徒と二人三脚で商品開発に取り組んだ。 子どものいる主婦層をターゲットに、ニンジンが苦手な子にも喜んでもらおうと、タマネギとショウガを組み合わせてじっくりと加熱し、ニンジンのくさみを感じさせないよう工夫した。試食した来店者からは「おいしい」と評判は上々。約2時間で100セットを売り切った。 小宮炉子さん(18)は「商品戦略は正解だったと思います」と手ごたえを感じた様子。嘉堂美樹店長は「ドレッシングはカドウフーズとしても初の試み。この経験を生かして次の展開につなげたい」と話していた。
函館新聞デジタル