バレー新Vリーグ初代王者はパナソニック 若手躍動、新人賞の大竹壱青「切磋琢磨、それが強さ」
清水「まずはしっかりメンバーとして戦力に」
「清水さん、白澤(健児)さん、福澤さん、永野(健)さんら百戦錬磨の方々がチームを支えてくれている。(ファイナルなど)サーブのときもそう、『いつも通り打てよー』と永野さんが声をかけてくれて気持ちが楽になって、エースも取れた。一人だけで成長できたわけではない。僕はみんなのサポートに助けられて、コートに立つことができている」と大竹。 パナソニックとして日本代表としても同じポジションには、けがから復帰を果たし、ファイナルの舞台でもプレーしたベテランの清水がいる。「僕にとってはスタート。大きなけがをしてからの1年間はたいへんいい経験をしたと思っている。もう一段階大きくなれるようにこれからも努力していきたい。日本代表についてもまずはしっかりメンバーとして戦力になれるように」と清水も負けていない。
クビアク「これからも学び続けなければならない」
「切磋琢磨するから強いパンサーズでいられる。それこそが、先輩たちが築き上げてきたもの。だから(若い)僕らも先輩に負けないように成長していきたい。それが『強さ』になるから」と大竹が言えば、「大竹や久原は成長したが、もっともっと。日本代表で戦うならば、クビアクのようなプレーができる選手になってほしい。若手がコートの中で活躍するのはいい形。でもまだ2人だから。もっともっと若い選手が活躍できるようにならないと。まだまだこれからです」と川村監督もそう言いきった。 クビアクが言う。「これからも学び続けなければならないことが多い。優勝したけどこれでいいではなく、この先に向かって、むしろさらに練習していかなければ、積み重ねていかなければならない。なぜなら他のチームがさらに『パナソニックに勝ちたい』とやってくるだろうから」 喜びもつかの間、18日からアジアクラブ選手権に日本代表として出場する。「世界のトップ企業らしく、パナソニックは世界を目指すチーム。アジアクラブで優勝して世界クラブにいきたい」と川村監督。 「アジアのチャンピオン」、そして3連覇を目指して、もっともっと強く──パンサーズは走り続ける。