「力強い発言だ」水原氏の違法賭博問題に揺れる大谷翔平の“初会見”を米経済誌記者も称賛「あんな詳細に話すとは思わなかった」
偉才の“証言”に反響が相次いだ。 現地時間3月25日、ドジャースの大谷翔平は、本拠地ドジャースタジアムで、専属通訳だった水原一平氏の違法賭博問題を受け、いわゆる会見方式ではなく、質疑応答のない形で声明を発表した。 【動画】大谷翔平、騒動後初の肉声! 異例の会見での様子をチェック 地元局『LA Sports Net』などで全米にも中継された同会見において大谷は、「僕自身、何かに賭けたり、スポーツイベントに賭けたり、頼んだこともないですし、送金を依頼したこともありません」と自身の潔白を主張。そのうえで今回の騒動について「正直ショックという言葉が正しいと思わないが、それ以上、言葉で表せないという感覚で過ごしてきた。今はそれを言葉にするのは難しい」と漏らした。 約12分間――。大谷は騒動の舞台裏にもやや踏み込みながら、自身の考えをハッキリと伝えた。ゆえに現地メディアでも大谷の声明に対しては好意的な反応が目立った。 米メディア『NESN』などに執筆するジャレッド・カラビス記者はX(旧Twitter)で「僕はショウヘイ・オオタニが今日の声明で述べたことについて嘘をついていると信じる根拠はまったくない」と断言。 また、米一流経済誌『Fobes』のMLB担当となっているアンソニー・ウィトラード記者は、大谷が「全てが嘘だった。(水原氏が)取材依頼も伝えてなかったし、代理人の人たちも彼とコミュニケーションを取っていたと嘘もついていた」という赤裸々な告白をクローズアップし、「あんなに詳しく話してくれるとは思わなかった。彼の視点から、何が起きていたかをうまく説明してくれた。全体的に力強い発言だった」と強調した。 アメリカ国内でも大々的に報じられている今回のスキャンダル。今後については当局の調査の進展を待つほかにないが、「今日お話しできる全て」を語った大谷に対する反響はしばらく続きそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]