西武の奥村光一

　西武は9日、遠征先の敵地・甲子園球場で育成1年目の奥村光一外野手（24）と支配下選手契約を結んだと発表した。 　背番号は「132」から「75」に変更される。 　奥村は昨秋ドラフトの育成6位でBCリーグ・群馬ダイヤモンドペガサスから西武に入団。1年目の今季はイースタン・リーグで18試合に出場して打率2割1分9厘、3打点、6盗塁をマークしている。 　西武は今季、のべ12人の外野手を起用しているが明確なレギュラーは現れておらず、チーム打率2割8厘、同136得点はいずれも12球団ワーストの攻撃力で借金20のパ・リーグ最下位に沈んでいる。 　現在、3度目の6連敗中のチームはこの奥村の緊急昇格＆起用で悪い流れを変えたいところだ。 　奥村のコメント　「ライオンズの戦力として、支配下選手になることができてとてもうれしいです。足の速さと体の強さを生かしたアグレッシブなプレーが持ち味です。目標は打率3割以上とチームで一番の盗塁数を残すことです。起爆剤になれるように頑張ります」  　渡辺久信GM兼監督代行のコメント　「ファームでもアピールを重ねていて、いつでもチャンスはありました。体の強さはもちろん、足の速さを生かした盗塁技術は高いレベルだと思っています。若さあふれるアグレッシブなプレーを期待しています」