鳥羽周作シェフが原宿「ハラカド」に“ファミレス”をオープン 「渾身のクラムチャウダーをぜひ一度」
レストラン「sio」のオーナーシェフの鳥羽周作氏が手掛けるファミリーレストラン「ファミレス(FAMIRES)」が4月17日、東京・原宿の商業施設「東急プラザ原宿 ハラカド」の5階にオープンした。コンセプトは「新時代のファミリーレストラン」で、さまざまなクリエイターとコラボレーションしながら新しいカルチャーが生まれる場所を目指す。このほど、メディアを対象とした発表会を開催し、一足先に一部メニューを試食してきたのでリポートする。 【画像】鳥羽周作シェフが原宿「ハラカド」に“ファミレス”をオープン 「渾身のクラムチャウダーをぜひ一度」
一押しはまさかのクラムチャウダー!?
メニュー表を開けば、ファミリーレストランならではの品がずらり。鳥羽シェフに一押しを聞くと「クラムチャウダー(748円)をぜひ一度」と即答。ファミレスと言えば、メーンのハンバーグやオムライス、鉄板ステーキなどが思い浮かぶが、まさかのクラムチャウダーに驚きが隠せない。「僕らが一番美味しいと思える、渾身の一杯に仕上げた」と鳥羽シェフ。
「そんなに言うなら……」と、私もクラムチャウダーを注文。到着してからスタッフがふたを開けてくれるのだが、その瞬間にぶわっと魚介の香りが漂い、一気に食欲を掻き立てられる。一緒に付いているクラッカーをスープに砕き一口飲んでみると、貝の旨味とミルクの優しい甘さが口いっぱいに広がる。これぞ、至福の時。こだわりや隠し味はあるのかと聞くと「隠し味はなく、熱々で提供するだけ。濃厚な貝の出汁をふんだんに取り入れ、手間暇をかけて愛情を込めて作っている」と回答してくれた。
クラムチャウダーの他にもナポリタンとオムライスのハーフ&ハーフ(1518円)や、昔ながらの雰囲気が漂うメロンクリームソーダ(858円)を注文。オムライスはとろ~っとした卵の食感が印象的で、クリームソーダはアイスクリームに加え、生クリームも添えられていてデザート感満載。どちらもこだわりを感じる味わいでぺろりと完食してしまった。
インテリアにマルニ木工の椅子を採用し、電源はほぼ全席に完備