<ラグビー速報>日本がミス連発でスコットランドに完敗
スコットランドは、前回大会を除き、全大会でベスト8進出を果たしている伝統チームである。日本との過去対戦成績は、1勝7敗。1989年5月に秩父宮で宿沢ジャパンが28-24で勝利した試合も。世紀の番狂わせと話題になったが、過去、2度、W杯での対戦で敗れ、直近の対戦である2013年11月には17-42で大敗している。そのチームが目の色を変えてきた。 後半開始3分過ぎに相手のラインアウトのミスからボールを奪うと、縦に切れ込んできたマフィが大きくゲイン。耐え切れずスコットラウンドが反則を冒すと、五郎丸が5分に正面からのペナルティを冷静に決め、2点差に迫る。しかし、マフィが怪我で退場。ツイ・ヘンドリックと交代となった。 直後の8分、自陣から展開したが、ボールを奪われると、ボールを大きく動かされ最後はハーディがトライ。コンバーションキックは失敗したが、7点差に広がった。 五郎丸のキックが冴えない。13分に得たペナルティは、今度はポールに当たって失敗。 後半14分にゴール前へと迫るが、ハンドリングのミス。逆にスコットランドにハイパントからボールをキープされると、ホッグにロングゲインを許し、最後はベネットが中央へトライ。コンバーションキックも決められ10-24とリードを広げられた。 21分、日本は五郎丸のタッチキックから、ラインアウト、モールと攻め込むが、シーモアにインターセプトでボールを奪われ、一気に独走トライを許した。コンバーションキックも決められ、10-31。 集中力を欠いた日本のディフェンスは、スコットランドのスピードとパワーを止めることができず、続けさまにトライを奪われ、結局、5トライを許して10-45で敗れた。 試合後、スクラムハーフの田中は「ペナルティもミスも多くてイメージと違った。中3日の疲れは、言い訳にしかならない。コミュニケーションもフィットネスも足りなかった。次の試合まで9日間空くので、課題を修正して、この敗戦をクリアなものにして、次にのぞみたいです」と語った。