セーター ¥244,200 by LOUIS VUITTON（ルイ・ヴィトン クライアントサービス）

メンズファッションシーンの アートブームは継続中。 旬のアーティストをいち早く知るには メンズコレクションをチェックしよう。 注目のアイテムをチェック！

世界が注目する気鋭アーティスト

近年のファッションショーでは、 どのブランドがどんなアー ティストとコラボレーションするかも見どころのひとつ。アート作品をデザインとして取り入れるだけで なく、シーズンテーマに特定のアーテ ィストや作品を掲げたり、ショーの演出やライブパフォーマンスを任せたりするなど、コラボレーションの手法も多様化している。さまざまなジャンルのアーティストを起用するメンズファッションシーンをきっかけに、ブレイ クやリバイバルするアーティストが増えているのも特徴だ。秋冬のコレクションのなかから、世界が注目する気鋭アーティストとコラボレーションした3ブランドを紹介する。 ルイ・ヴィトンは、キッドスーパ ーのコルム・ディレインのアイデアとコンセプトが盛り込まれ、絵画のようなデザインをパッチワークのカモフラージュで表現したダウンジャケットや、インターシャで仕立てたウールカシミヤニットが登場。芸術性の高いウェアはアートピースのよう。ショーのデザインと映像にはミシェル・ゴンドリーとオリヴィエ・ゴンドリーの兄弟が参加。ジャケット ¥709,500、セーター ¥244,200 by LOUIS VUITTON（ルイ・ヴィトン クライアントサービス） これまでにもさまざまなアーティストとのコラボレーションを披露してきたロエベのジョナサン・アンダーソン。今季は1990年生まれのアメリカ人アーティストのジュリアン・グエンを抜擢した。コレクションに登場した特徴的な素材使いは、基底材に銅や皮紙を使い、油彩や銀筆などの画材を組み合わせるグエンとの対話から生まれたもの。グエンがロエベのために制作した水彩の細密画とデジタルアートがショー会場を彩った。 18に及ぶブランドやアーティストとのコラボレーションが登場した今季のジュンヤ ワタナベ マン。なかでも、ギリシャ・アテネを拠点にするグラフィックデザイナー、シメク（SIMEK）によるグラフィックが目を引いた。シンプルながらも幾何学的で力強いグラフィックは、機能性の高いユーティリティジャケットに洗練されたモダンさを与えている。 ¥182,600 by JUNYA WATANABE MAN （コム デ ギャルソン） PHOTOGRAPHS BY SHINSUKE KOJIMA @ STUDIO COZY WORDS BY KENTARO TAKASUGI @ GQ