ランパード政権時代のチェルシーを「去りたかった」とリュディガー 「本当に、本当に去りたかった」
対立も報じられた
現レアル・マドリードのアントニオ・リュディガーは、2017年にチェルシーへ移籍し評価を大きく高めた選手だ。17-18のアントニオ・コンテ政権、18-19のマウリツィオ・サッリ政権でも信頼され多くの試合に出場したが、19-20シーズンから指揮をとったフランク・ランパードとは合わなかったようだ。 リュディガーはチェルシーの5年間でおおむね活躍したと言っていい選手だが、この時期は出場機会を得られなかった。負傷の影響もあったが、ランパード監督はクルト・ズマとアンドレアス・クリステンセンを重用しており、20-21シーズンにはランパードとの対立も報じられていた。 この時期について、リュディガーは次のように語った。英『Mirror』がコメントを伝えている。 「正直にいうと、あのとき何が起こったのか、まだ正確に言うことができない。それはフットボールの一部だ。おそらく彼(ランパード)には別の考えがあって、他の選手のことをよく見ていたのかもしれない。でも、フットボールの良いところは、答えが見つかるというところだ」 リュディガーはこの時期チェルシーを去って、パリ・サンジェルマンを指揮していたトーマス・トゥヘルのところへ行きたかったと明かした。 「本当に去りたかった。去りたかった。パリ・サンジェルマンで、トーマス・トゥヘルと一緒にやりたかった。それが僕の願いだった」 運命のいたずらか、その後しばらくしてランパードはチームを去り、トゥヘルがチェルシーにやってくることになる。リュディガーは再びレギュラーポジションを掴むことになるが、やはり選手と監督の相性というのは大きな要素だ。
構成/ザ・ワールド編集部