中沢元紀“航平”、小林虎之介“太一”に突然のキス…切なくて尊くて感情渋滞「神回」の声<ひだまりが聴こえる>
中沢元紀と小林虎之介がW主演を務めるドラマNEXT「ひだまりが聴こえる」(毎週水曜深夜0:30-1:00、テレ東系)の第5話が7月31日に放送された。航平(中沢)が太一(小林)に突然のキスをして気持ちを吐露するようすが描かれ、切なくて尊くて感情が渋滞してしまった。SNSでも「うがっ…たすけて」「5話、ありがとう 神回、ありがとう」「はわわ…」と言葉にならない興奮のコメントが寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます) 【写真】真剣な表情で見つめ合う中沢元紀“航平”と小林虎之介“太一” ■「ひだまりが聴こえる」とは 本作は、文乃ゆきによる同名コミックが原作。難聴によっていつしか人と距離を置くことが当たり前になってしまった大学生の杉原航平(中沢)と、明るくまっすぐな性格の同級生・佐川太一(小林)が、聴覚に障がいのある生徒に講義内容をリアルタイムで伝えるボランティア“ノートテイク”によってつながっていく姿を描く、切なくもはかないヒューマンラブストーリー。 また、太一の友人・横山智紀(通称:ヨコ)を宇佐卓真、同じく太一の友人・安田哲(通称:ヤス)を夏生大湖、料理教室の先生である航平の母・杉原涼子を西田尚美、太一の祖父・佐川源治をでんでんが演じる。 ■太一と気持ちがすれ違い、航平は学校に姿を見せず… 中学の頃、突発性難聴を発症して以来、人と距離を置くことが当たり前になった大学生の杉原航平。ある日、いつものように1人でお弁当を食べようとしたところに同級生の佐川太一が突如現れる。バイトをクビになり、お腹を空かせていた太一に、航平は無言で自分のお弁当を差し出して去っていった。 その後、航平は耳が聞こえづらいことを知った太一は、お弁当のお礼にと、聴覚障がいのある生徒に講義内容をリアルタイムで伝えるボランティア“ノートテイク”に自ら名乗り出て、1回につきお弁当1個を条件に航平のノートテイカーとなることに。 雨で夏祭りに行けなかった日、航平と太一は気持ちがすれ違い、航平は太一のもとを立ち去る。新学期が始まって一週間経っても航平は学校に姿を見せず、太一の連絡にも返信はないままでいた。太一はいてもたってもいられず、航平の家を訪ねる。 ■航平「鈍いよね、ほんと。でも、俺はそういう太一が好きだよ」 たまたま玄関前で航平の母・涼子と鉢合わせ家に上がることになった太一は、航平の耳が悪化していることや、自分のためにハンバーグを作ってくれたことを聞き、思いをはせる。 そして後日、太一はヤスに「航平はいいやつなんだよ」と航平への思いを明かす。そこに航平がやってきて、太一の話を聞いてしまう。用件を済ませるとそそくさと立ち去ってしまう航平を太一は追う。 聴覚が落ちてきているから聞こえなかったとごまかそうとする航平だったが、思い直して太一の声だけははっきり聴こえると腹立たしそうにいうと、太一はろくに説明もせずに縁を切ろうとしたと、航平を責める。 自分の気持を言わない航平に対して太一が「頼むからもうひとりで我慢なんかすんなよ。最初から諦めたりすんな」と泣きながら言うと「なんで太一が泣くの?」と言って、涙をこぼす航平。「わかんねぇよ」という太一を見守ってほほ笑むと、航平は太一の腕を取って引き寄せて、突然キスをする。 「やっぱ、わかってなかった。鈍いよね、ほんと。でも、俺はそういう太一が好きだよ」と航平は太一に告げる。そして、何も言わずに航平を見つめる太一に「俺さ、本当は聞こえなくなることより太一に嫌われるんじゃないかって思うほうが怖かった」と続ける。「ごめんね。でも、言えて良かった。今までほんと、ありがとう」と航平は優しく笑いかけると、太一を残して立ち去っていくのだった。 太一の思いも航平の思いも伝わってきて、とめどなく涙があふれてきてしまう。航平の諦めとお別れの気持ちも入り混じったようなキスは切なくて尊くて、感情が渋滞してしまった。SNSでも「苦しい…」「うがっ…たすけて」「号泣してしまう」「5話、ありがとう 神回、ありがとう」「尊死」「はわわ…」と言葉にならない興奮のコメントが寄せられた。 ◆構成・文=牧島史佳