「クイーンエリザベス」清水に初寄港 国際クルーズ船 関係者が歓迎
英国の海運会社が運航する国際クルーズ船「クイーン・エリザベス」(9万900トン、全長294メートル)が6日午前、清水港日の出埠頭(ふとう)に初寄港した。紺色を基調とした船体が悠々と入港する姿を撮影しようと、同日早朝から三保半島の突端などに市民らが集まった。 岸壁で行われた歓迎式典には県や静岡市、清水港客船誘致委員会のメンバーが駆け付けた。歓迎の花束や記念品などを受け取ったスティーブン・ハワース船長は「日本の皆さまだからできるおもてなしを感謝します」などとあいさつし、日本語で「ありがとうございました」とお礼を述べた。
同委員会が1990年に設立したきっかけとなったのが、「クイーン・エリザベス2」(2008年引退)の寄港だった。山田英夫会長(72)は「名前を引き継いだ後継船の初寄港に思いもひとしお」と話した。 クイーン・エリザベスは3月28日に東京を出港。日本各地などを巡り、6日夜には清水港を出港。7日に東京に戻る。