迫力取組に歓声 富山県で大相撲砺波場所
大相撲の夏巡業「砺波場所」が5日、富山県砺波市の県西部体育センターで行われ、観客3199人が迫力ある取組などを楽しんだ。同市での巡業は2019年以来5年ぶり。北日本新聞創刊140周年記念事業。 序二段から幕内までの力士108人が砺波に集結。横綱照ノ富士が土俵入りを披露した後、大関琴桜や関脇大の里らが力強い立ち合いで観客を魅了した。元大関の朝乃山(30)=富山市出身、高砂部屋=は7月の名古屋場所で左膝をけがした影響で休場した。 県関係では、三段目の富豊(24)=高岡市出身、時津風部屋=が錦乃竜(朝日山部屋)を寄り切りで下した。同市出身の木村勝之介(かつのすけ)さん(22)=大島部屋、本名松本海斗=が三段目と幕下の取組で行司を務めた。 取組のほか、禁じ手をコミカルに紹介する「初切(しょっきり)」や相撲甚句の披露、握手会など地方巡業ならではの催しもあり、会場からは大きな拍手や歓声が起こった。
北日本新聞社、富山テレビ放送、サンライズプロモーション北陸主催。