揺れる韓国サッカー協会、FIFAの警告書でピンチ…政治介入あれば「制裁」も
【10月13日 KOREA WAVE】国際サッカー連盟(FIFA)は最近、韓国サッカー協会(KFA)に対し、外部干渉を受けた場合、制裁が科される可能性があるとの警告書を送ったことがわかった。同協会は韓国文化体育観光省から監督選任や運営に関する監査を受け、問題視されている。 KFAは、代表監督の選任における不公正な手続きや、八百長関与者の赦免、天安サッカー総合センターの建設など、さまざまな問題で揺れている。 これを受けて、同省がKFAに対する監査を実施し、KFAのチョン・モンギュ会長やホン・ミョンボ代表監督が国会で証言するなど、厳しい批判が相次いだ。さらにはユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領も「誤った慣行を正すように」と指示を出すなど、国民全体の関心事となった。 KFA関係者によると、FIFAは9月30日にKFAへ送った公文書で、「外部からの干渉を受けるなら、制裁の対象となる可能性がある」と明示した。 FIFAは各国サッカー協会に対し、第三者の干渉を禁じ、政治的独立を守るよう求めており、これに違反すると制裁を科すことがある。今回の警告書は、韓国サッカー協会がその独立性を維持するよう強く促す内容となっている。 FIFAは過去にも、クウェート政府がスポーツ団体の運営に介入した際、クウェート代表チームを資格停止処分にし、2018年のロシアW杯予選の全試合を没収した前例がある。韓国も同様の事態に陥る可能性が指摘されている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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