【MLB】プラチナグラブ賞はローリーとトゥラングが受賞 GG賞のチーム部門はブルージェイズとブリュワーズ
日本時間11月9日、プラチナグラブ賞の受賞者が発表され、ア・リーグはカル・ローリー(マリナーズ)、ナ・リーグはブライス・トゥラング(ブリュワーズ)が選出された。2011年の表彰が開始されたプラチナグラブ賞だが、マリナーズとブリュワーズからの選出はともに初めてである。また、ゴールドグラブ賞のチーム部門の受賞チームも発表され、ア・リーグはブルージェイズ、ナ・リーグはブリュワーズが受賞した。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 プラチナグラブ賞は2011年から表彰がスタート。各リーグのゴールドグラブ賞の受賞者のなかからファン投票で1名を選び、「リーグで最も守備が上手い選手」を表彰するものである。 ア・リーグはこれまでにエイドリアン・ベルトレイ、マット・チャップマン、アレックス・ゴードンの3人が複数回(2回)受賞。一方のナ・リーグはノーラン・アレナドが6回、ヤディアー・モリーナが4回受賞し、この2人以外で受賞したのはアンドレルトン・シモンズ、アンソニー・リゾ、フェルナンド・タティスJr.に次いでトゥラングが4人目となった。 ア・リーグの捕手が受賞するのはホセ・トレビーノ(2022年)に次いでローリーが2人目。ナ・リーグを含めても、モリーナ、トレビーノに次いで3人目となった。 ナ・リーグの二塁手が受賞するのはトゥラングが初めて。ア・リーグでも昨年のアンドレス・ヒメネスしか受賞しておらず、プラチナグラブ賞を受賞した二塁手は史上2人目となった。 各ポジションで優れた守備を見せた選手を表彰してきたゴールドグラブ賞だが、2020年からはチーム部門の表彰もスタート。昨季ともに初受賞となったブルージェイズとブリュワーズが今季も選ばれ、両リーグとも2年連続の受賞となった。チーム部門のゴールドグラブ賞の決定には、アメリカ野球学会(SABR)が独自に算出しているSDI(SABR Defensive Index)という守備指標が用いられている。 なお、チーム部門のゴールドグラブ賞を複数回受賞したのは、過去にカージナルス(2021年と2022年)だけ。ブルージェイズとブリュワーズは史上2・3チーム目の快挙となった。